八雲町という名前は聞いたことがあっても実際どこにあるのかを知らない方が多いのではないでしょうか?八雲町は函館市の北、渡島半島の中央に位置する人口2万人に満たない町で日本で唯一太平洋と日本海に面しています。 「八雲」という地名はアイヌ語ではなく、素戔嗚尊が詠んだとされる和歌「八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣作るその八重垣を」から当地の開拓を指導した旧尾張藩主の徳川慶勝が自ら命名されたそうです。
北海道の酪農といえば道東地区をイメージする方が多いと思いますが、1900年代初頭、当時最も優れていたデンマークの酪農技術を導入し、日本の近代酪農の基礎を築いたのが八雲町だと言われています。 八雲の気候は道東地区と同じく、暑さに弱い乳牛(ホルスタイン・フリーシアン種)を育むのみ最適な気候で、良質な乳製品を生産しています。
八雲町のある渡島桧山地区では酪農以外にも様々な農作物の生産を行っています。お米、もち米に限らず、小麦や豆類また果物など大規模では無いながらお菓子づくりに欠かせないものばかり。そこに良質な乳製品と、開拓時代に流入した欧米の食文化の影響を受け、必然的に美味しいお菓子を作る環境が整っていきました。 おおらかな時間の流れと寒冷な気候、そして広大な大地が育んだ食材をもとに作られる北海道のお菓子は、やっぱりおいしいのです。
八雲町は近代酪農発祥の地と言われ町民に馴染み深い乳牛を模した最中に小豆あんがたっぷり入っています。
※小栗チーズ工房とのコラボ
八雲町の漁業を支えるホタテの育成、その育成方法から「みみづり」と呼ばれホタテを模したマドレーヌが人気です。
開拓100年を記念し当時の「木を切り倒し農地を拡げた様」から丸太に模したバウムクーヘンの中にたっぷりの小豆あんを詰めた八雲町ならではのお菓子
※ふるや精肉店とのコラボ(イベント限定)
1950年創業のクレールいとうです。
クレールとはフランス語で「明るい、透明感のある」という意味で、
お客様が笑顔に包まれるようなお菓子を作り続けたいという想いを込めました。
当店では洋菓子や和菓子のほか、菓子パンも作っており、
地元の日常の一部として溶け込んでいます。
そんな日常の、素朴な味わいを町外の皆さまにもお届けできればと、
おすすめのお菓子をセレクトしてネット販売しております。
小さな町の小さな菓子店のお菓子、ぜひご賞味ください。